https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-02/R84B7ST0AFB501
OPECプラス、4月も緩やかな増産維持-ウクライナ危機でも
Salma El Wardany、Grant Smith、Dina Khrennikova2022年3月2日 21:53 JST 更新日時 2022年3月2日 22:55 JST
- 4月の生産を日量40万バレル引き上げることで合意-複数の代表
- ロシアのウクライナ侵攻を受けて原油はバレル110ドル超に急騰
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は2日、4月の生産を日量40万バレル引き上げることで合意した。
ロシアのウクライナ侵攻で市場は混乱しているが、緩やかな生産引き上げを継続する。協議が非公開だとして匿名を要請した複数の代表が明らかにした。
ロシア軍事行動による原油高と、それを受けた石油消費国による備蓄放出などで足下の市場が揺れており、今回の緩やかな供給拡大はかすんで見える。OPECプラス加盟国の多くは供給制約に直面する中、生産目標の達成にも苦戦している。
備蓄の協調放出に動いた国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は「エネルギー市場の状況は非常に深刻であり、十分に注意を払う必要がある。グローバルなエネルギー安全保障が脅かされており、まだ脆弱(ぜいじゃく)な段階にある世界経済の回復が危険にさらされている」と声明で懸念を示していた。
原題:
OPEC+ Ratifies Modest Supply Hike as Russia Turmoil Lifts Prices(抜粋)(第3段落以降を追加して更新します)
OPEC+ Makes Modest Supply Hike as Russia Turmoil Lifts Price
- Group sticks to plan with 400,000 b/d output increase in April
- Oil surged above $110 a barrel on Russia’s invasion of Ukraine
By
Grant Smith, and
Salma El Wardany2022年3月2日 21:39 GMT+9Updated on