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2022-0706-相場観察 リセッション懸念で国債上昇

17:30 英)建設業PMI 55.0 ->反応なし。

23:00 ISM製造景況指数 54.5

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-05/REK8ERDWX2PT01?srnd=cojp-v2

【米国市況】リセッション懸念で国債上昇、商品下落-ドル135円後半

Isabelle Lee、Peyton Forte2022年7月6日 6:07 JST

A pedestrian on California Street in the financial district of San Francisco, California, U.S., on Monday, May 9, 2022.  Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

5日の米金融市場では国債が上昇。対中関税の引き下げを巡る協議を受けて楽観が広がったものの、リセッション(景気後退)懸念を和らげるには至らなかった。原油や銅などの商品には下押し圧力が続き、外国為替市場ではドルが上昇した。

 
米国株はS&P500種が小幅高-一時は2.2%安米国債は上昇、リセッション懸念-10年債利回り2.83%ドルは逃避需要で上昇-対円では135円台後半NY原油先物は急落、100ドル割れ-リセッション懸念が台頭NY金先物、6日続落-リセッション懸念でドル急伸

  株式市場ではS&P500種株価指数が小幅高で終了。一時は2.2%安となる場面もあったが、エネルギー価格と国債利回りの低下でバリュエーションが高めの銘柄に対する圧力が和らいだ。テクノロジー株中心のナスダック100指数は1.7%上昇。

  ニューヨーク時間午後4時28分現在の米国債市場では、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.83%。

  関税引き下げを巡る協議をよそに、市場では米リセッションの可能性や根強いインフレに対する懸念が続いている。バイデン政権が対中追加関税の一部解除に近づいているとの報道がある中で、中国の劉鶴副首相とイエレン米財務長官は5日、米国の経済制裁や関税について協議した。中国からの輸入品に対する関税が引き下げられれば、米国の消費者物価に影響する可能性はあるが、インフレ鈍化にはほとんど効果がないとする見方も一部にある。

中国の劉鶴副首相がイエレン氏と会談-対中関税解除に重大な関心 (2)

  S&P500種株価指数は前営業日比0.2%高の3831.39。ダウ工業株30種平均は0.4%安の30967.82ドル。ナスダック総合指数は1.8%上昇。 

  オッペンハイマーのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏は「上期が過ぎ、投資家としてはこの先何が待ち構えているか考えずにはいられない。これまでの状況を見ると、不確実性や機能不全の強まりがあらゆる資産クラスの価値に混乱をもたらしてきた」と述べた。

  ブルームバーグ・エコノミクスの最新予測によれば、米国が向こう1年間にリセッションに陥る確率は現在38%とみられている。

米短期金融市場、23年半ばの利下げを予想-FRBより早期反転見込む

WTI原油先物(白線、右軸)、ブルームバーグ・ドル指数(青線、左軸)出所:ブルームバーグ

  外国為替市場ではドルが主要10通貨に対して上昇。リセッション懸念を背景に安全資産を求める動きが強まった。

  スコシアバンクのチーフFXストラテジスト、ショーン・オズボーン氏はリスクオフムードに加え、独立記念日の祝日(4日)に伴う流動性の低さが動きを増幅させたと分析した。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は1%上昇。ニューヨーク時間午後4時半現在、ドルは対円で0.2%高の1ドル=135円91銭。ユーロは対ドルで1.5%安の1ユーロ=1.0267ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は急落。約3カ月で最大の下げとなった。供給はタイトな状況が続いているものの、リセッション懸念が勝った格好だ。世界的な景気低迷がいずれ需要を冷え込ませるとの不安が強まっている。

  シティー・インデックスの市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「需要減退に対する懸念がタイトな供給への不安に勝り始めており、そうした中で原油価格は急落している」と分析。「世界の主要経済が向こう数カ月にマイナス成長となり、米国はリセッションに陥ると予想するアナリストが増えている」と語った。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前営業日比8.93ドル(8.2%)安の1バレル=99.50ドルで終了。下落率は3月9日以来の大きさとなった。ロンドンICEの北海ブレント9月限は10.73ドル下げて102.77ドル。

  ニューヨーク金先物相場は6営業日続落。リセッション懸念の強まりでリスク資産が幅広く売られる中、ドルが急伸し、金の妙味が低下した。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は2.1%安の1オンス=1763.90ドルで引けた。

原題:Recession Fears Boost Treasuries; Commodities Drop: Markets Wrap(抜粋)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-05/REK1HFT0AFB601

WTI原油先物が100ドル割れ、リセッション懸念が市場を支配

Julia Fanzeres2022年7月6日 1:25 JST 更新日時 2022年7月6日 9:03 JST

  • 下落率は8%超で3月9日以来最大-株価下落とドル高背景
  • 需要低迷懸念が供給逼迫の警戒感より重視され始めているとの見方も
Pump Jacks extract crude oil from oil wells in Midland, Texas.
Pump Jacks extract crude oil from oil wells in Midland, Texas. Photographer: Angus Mordant/Bloomberg

5日のニューヨーク原油先物相場は大幅下落となった。リセッション(景気後退)懸念が市場を支配し、根本的な供給逼迫(ひっぱく)よりも強く意識された。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、株価が下落しドル相場が上昇する中で、終値で1バレル=100ドルを割り込み99.50ドル。下落率は8%を超え、3月9日以来最大だった。https://c6283dc3b46358149d76cf19886a8898.safeframe.googlesyndication.com/safeframe/1-0-38/html/container.html

  シティー・インデックスの市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「需要低迷懸念が供給逼迫への警戒感より重視され始める中で原油が値下がりした」とし、「多くの主要国・地域が向こう数四半期にマイナス成長に陥り、米国もリセッションに追い込まれると予想するアナリストが増えている」と指摘した。

Oil posts worst trading day in nearly three months
  
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リセッションはなぜ原油が下がるのか。仮説:景気が悪いと陸送や空輸が減ってくる。すると燃料のガソリンが使われなくなる。2020/3くらいにコロナショックで原油がマイナス価格になったのは、外出禁止から車や航空が減ったから原油を使わなくなり、価値が暴落したからだろう。

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