https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-09/RHY9U4T0AFB401?srnd=cojp-v2
ウォラーFRB理事、9月会合で再度の「大幅な利上げ」支持
Craig Torres、Jonnelle Marte2022年9月10日 1:35 JST 更新日時 2022年9月10日 2:51 JST
- 物価が下方向に意味ある形で持続的に推移している証左は見られない
- 米金融当局は「少なくとも来年早期まで」利上げ継続へ-ウォラー氏
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は9日、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で「再度の大幅な」利上げを支持すると述べ、0.75ポイントの行動を支持することを示唆した。
ウォラー氏はオーストリア・ウィーンの高等研究所で講演し、「インフレはあまりにも高過ぎる水準にあり、インフレが下方向に意味ある形で持続的に推移しつつあるかどうか判断するのは時期尚早だ」と発言。「政策金利が明確に需要を抑制する水準になるよう、9月20-21日の次回会合で大幅な利上げを支持する」と述べた。発言は講演原稿に基づく。1.00https://imasdk.googleapis.com/js/core/bridge3.529.2_en.html#goog_1785012534Fed's Waller Backs 'Significant' Hike at Next Meeting ウォラーFRB理事、ウィーンで講演
「インフレに関する期待の持てるニュースは歓迎するが、それが当局の2%目標に達する軌道に沿って下方向に意味ある形で持続的に推移しているとの説得力ある証左はまだ見られない」と同氏は指摘。「コア価格の意味ある、かつ持続的な減速が見られるまで、金融政策引き締めで意義ある一段の措置を講じることを支持する」と話した。
その上で、「追加利上げの規模に関する将来の決定、およびこのサイクルにおける政策金利の行き先は、今後入手するデータとそれが経済活動や雇用、インフレに関して持つ意味合いによってのみ決まるべきだ」と語った。
同氏は米金融当局が「少なくとも来年の早期まで」利上げを続けるとの見通しを示した。