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2022-0923-相場観察-10月11日から入国者数上限撤廃-が対ドルで20年ぶり安値、ポンドも安い-ドルは総じて上昇-英国債利回り急騰、財政懸念で「トリプル安」 減税策

16:30 ドイツ 9月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) ★★ 48.3
17:00 ユーロ 9月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) ★★ 48.7
17:30 イギリス 9月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) ★★ 47.5
21:30 カナダ 7月小売売上高(前月比) ★★ -2.0%
22:45 米国 9月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) ★★ 51.1

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-22/RIM7PTT0AFBF01?srnd=cojp-v2

10月11日から入国者数上限撤廃、ビザなし渡航も解禁-首相

萩原ゆき2022年9月22日 23:26 JST 更新日時 2022年9月23日 1:18 JST

  • 「全国旅行割」「イベント割」も開始へ、旅行・エンタメ業を支援
  • 為替の過度な変動に対しては「断固として必要な対応を取りたい」
Fumio Kishida, Japan's prime minister
Fumio Kishida, Japan's prime minister Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

岸田文雄首相は10月11日から1日当たり5万人としている入国者数の上限を撤廃する意向を表明した。個人旅行と査証(ビザ)なし渡航も解禁する。22日に米ニューヨークで行った記者会見で述べた。

  政府は米国など68カ国・地域からの短期滞在(最長90日)についてビザを免除していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で現在は全ての外国人にビザ取得を求めており、手間がかかることから訪日の妨げになっていた。日本政府観光局によると、昨年の訪日客数は24万5900人で2019年の約3190万人に遠く及ばない状況だった。

  岸田首相は「Go To トラベル」に代わる観光支援策「全国旅行割」や、「イベント割」を10月11日から開始することも明らかにした。コロナ禍で影響を受けた旅行業やエンターテインメント業界などを支援するのが目的だ。

Key Speakers At The 77th Session Of The United Nations General Assembly
岸田文雄首相(20日、米ニューヨークの国連本部)Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

  岸田首相は、24年ぶりに実施した円買い介入に関しては「投機による過度な変動が繰り返されることは決して見逃すことができない」と説明。今後についても「過度な変動に対しては断固として必要な対応を取りたい」と述べた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-23/RINJVRT1UM0W01?srnd=cojp-v2

ユーロが対ドルで20年ぶり安値、ポンドも安い-ドルは総じて上昇

Naomi Tajitsu2022年9月23日 17:12 JST

23日の外国為替市場で、ユーロが対ドルで20年ぶりの安値に下落した。ストップロス注文に絡む売りが影響した。ポンドも下げ幅を拡大、対ドルで1985年以来の安値を付けた。

  ユーロはドルに対して一時0.7%安の1ユーロ=0.9770ドルと、2002年以来の安値。0.9800ドルおよび0.9780ドルを下回った時点で大規模なストップロスの売りが発動されたと、欧州在勤のトレーダーの1人が語った。

  ポンドはドルに対して0.7%安の1ポンド=1.1188ドルと、37年ぶりの水準。

  米国株先物が下落する中でドルは全般的に上昇。安全資産の需要が高まっている。

原題:Euro Drops to 20-Year Low, Pound Sinks as Dollar Gains Broadly(抜粋)

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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR2345J0T20C22A9000000/

英国債利回り急騰、財政懸念で「トリプル安」 減税策受け

グローバルマーケット2022年9月23日 23:14 (2022年9月24日 7:29更新)

23日、減税などの経済対策を発表するクワーテング英財務相(ロンドン)=英議会提供・AP

【ロンドン=篠崎健太】23日のロンドン金融市場で英国債の利回りが急騰した。2年債は前日より一時0.4%あまり上昇(債券価格は下落)して4%を上回り、2008年10月以来約14年ぶりの高水準になった。トラス政権が大規模な減税策と国債の増発計画を打ち出し、財政や債券需給の悪化懸念が強まった。英通貨ポンドは対ドルで37年ぶりの安値をつけ、英国株も下げて「トリプル安」になった。

長期金利の指標である10年債利回りも0.3%強上げ、11年4月以来の高水準をつける場面があった。国債への売りはニューヨーク市場にも波及し、米10年債利回りは一時3.8%台に乗せた。

クワーテング英財務相は同日の議会下院で、所得税率や住宅購入時にかかる印紙税の引き下げ、法人増税の凍結などを柱とする経済対策を発表した。トラス首相が9月上旬に表明済みの光熱費の上昇抑制策をめぐり、家庭と企業向けを合わせて半年間で600億ポンド(約9兆4000億円)必要なことも明らかにした。当面は借り入れに頼らざるを得ず、2022会計年度の国債発行計画はこれまでより624億ポンド引き上げられた。

英キャピタル・エコノミクスは23日付のリポートで「財務相は成長に全てを賭けた」との見方を示し、経済成長率を想定通りに引き上げられなければ「金利上昇とより重い政府債務負担という遺産を残すリスクがある」と指摘した。「市場は減税が需要を高めてインフレ率を押し上げ、金利上昇圧力につながることを懸念するだろう」(英プレミア・ミトン・インベスターズのエマ・モグフォード氏)との声もある。

外国為替市場ではポンドが売られ、一時1ポンド=1.08ドル台前半と前日の1.12ドル台から大きく下げた。下落率は4%に迫り、対ドルで1985年以来の安値水準を更新した。ポンドはユーロや円、スイスフランに対しても売られて全面安になった。

株式市場では英FTSE100種総合株価指数が前日比で一時2%強下げ、取引時間中としては3月以来の水準に沈んだ。金利上昇による収益悪化の懸念から、不動産関連株や不動産投資信託(REIT)の値下がりが目立った。

英イングランド銀行(中央銀行)は22日に政策金利を連続で0.5%引き上げた。消費者物価指数(CPI)の上昇率が今後数カ月は10%程度で高止まりするとみており、インフレを抑えるため金融引き締めを当面続ける見通しだ。10月からは量的緩和策として過去に買い入れた国債の市場売却にも乗り出す。英債券市場の動揺は、インフレ下での経済下支えという世界が直面する難路を浮き彫りにした。

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