9月 国債購入 要人発言

2022-0928-相場観察-英中銀、長期の英国債を購入へ

10:30 オーストラリア
オーストラリア 8月小売売上高(前月比) ★★ 0.4% 0.6%

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-27/RIVG0ODWLU6801?srnd=cojp-v2

セントルイス連銀総裁、インフレは深刻なリスク-適切な対処必要

Steve Matthews2022年9月28日 1:27 JST

  • 「政策金利は景気抑制的領域に入ったと言える段階に達したばかり」
  • インフレを確実に抑え込むため、金利を高水準で据え置く必要指摘
James Bullard, president and chief executive officer of the Federal Reserve Bank of St. Louis. Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

米セントルイス連銀のブラード総裁は、高まるインフレ圧力によって金融政策当局のインフレ目標政策に対する信頼性が脅かされていると述べた。

  ブラード氏は27日、ロンドンで行われた経済会議で「これは深刻な問題であり、適切な対処を確実に行う必要がある」と述べ、「われわれは今年に入り政策金利を著しく引き上げており、追加利上げも示唆されている」と連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の最新予測に言及した。

  FOMCは先週、3会合連続で主要政策金利を75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げ、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを3-3.25%とした。FOMC参加者のFF金利見通しを示す最新の予測分布図(ドット・プロット)によれば、当局者らは政策金利について今年末までに4.4%、23年中に4.6%に上昇すると見込んでいる。

  ブラード氏は「政策金利は景気抑制的な領域に入ったと言える段階に達したばかりだ」と述べ、「インフレ問題を確実に抑え込むためにも、しばらくは金利を高水準で据え置く必要がある」との見解を示した。

  FOMC金利予測によれば、当局者は年内11、12月の会合で追加で125bpの利上げが決定されると見込んでいる。金利先物市場の動向によれば、投資家は現在のところ、11月1ー2日に行われる会合での4会合連続となる75bpの利上げ決定を織り込んでいる。

The Fed's New Dot Plot
  

原題:Bullard Says Inflation a Serious Risk and Fed Must Respond (1)

(抜粋)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-28/RIX0JVDWLU6D01?srnd=cojp-v2

英中銀、長期の英国債を購入へ-市場沈静化に必要なだけ行う

David Goodman2022年9月28日 20:13 JST 更新日時 2022年9月28日 22:19 JST

  • 来週予定の保有国債売却開始も延期、国債相場の一段安を警戒
  • 30年債利回りは一時100bp低下、10年債下回る-ポンドは下落
A cyclist rides a Brompton bicycle past the Bank of England, left, and Royal Exchange building, in the City financial district in London, U.K., on Thursday, Dec. 16, 2021. 
A cyclist rides a Brompton bicycle past the Bank of England, left, and Royal Exchange building, in the City financial district in London, U.K., on Thursday, Dec. 16, 2021.  Photographer: Jason Alden/Bloomberg

イングランド銀行(英中央銀行)は28日から英国の長期国債の購入を実施する。秩序立った市場環境の回復のために必要なだけ購入すると、中銀が同日発表した。トラス首相の歴史的減税計画の影響に対応する。

  発表を受けて30年物英国債利回りは過去最大の低下に向かっている。中銀はまた、10月3日に予定されていた保有国債の売却(量的引き締め=QT)の開始を同月31日まで遅らせることも明らかにした。30年債利回りは発表前に一時、1998年以来の高水準を付けていた。

Long-dated yields drop after BOE announces debt purchases
  

  この措置は中銀の金融行政委員会(FPC)が勧告したもので、市場の機能不全が続けば金融安定への「重大なリスク」になりかねないためだという。そのような状態は「金融環境の不当なタイト化と実体経済への与信減少につながる」と中銀は説明。金融政策としての決定ではないとしている。

  中銀の決定は同日午後にも担保請求が英国債のさらなる急落を引き起こしかねないとの懸念が理由だったと、決定について知る関係者が明らかにした。

  中銀はここ数日、複数の投資銀行と資産運用会社から、担保請求が強制的な売りを引き起こし国債利回りを押し上げる状況が起こり得るとの警告を受けていたと、関係者が匿名を条件に述べた。

英中銀の行動、担保請求による国債急落への警戒が理由-関係者

  中銀は「この購入の目的は秩序だった市場環境を回復することだ。目的達成に必要なだけの規模を購入する」との声明を発表。英国債購入の費用は財務省によって全額補填(ほてん)されるという。

  購入は厳密に期間を限って行い、「長期国債市場の特定の問題に対処することを意図している」と説明。購入オペの対象は期間20年以上の国債で28日から10月14日まで実施し、当初の規模は1回につき最大50億ポンドだと明らかにした。

  30年債利回りは一時100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、10年債利回りを下回った。この逆転は2008年以来。ポンドは一時1.5%安の1ポンド=1.0571ドルを付けた。(下のGB30Yのチャート参照)

  中銀によれば、財政政策に対する金融政策の対応は恐らく11月に行う。「金融政策委員会(MPC)は次回の定例会合で最近のマクロ経済的展開を十分に検証し、適切に行動する」とし、「必要なだけ金利を変更することをためらわない」と表明した。

原題:BOE to Buy Unlimited Amount of Long-Dated Gilts to Calm Market、BOE Says Gilt Purchases Size Will Be up to £5B Per Operation(抜粋)、*UK 10-, 30-YEAR YIELD CURVE INVERTS FOR FIRST TIME SINCE 2008、UK 30-YEAR BOND YIELD FALLS 100 BASIS POINTS

19:01 英国債購入 ポンドドル 1分足

GB30Y 1hチャート 202210/13付け足し。オレンジがGB10Yで GB30Yを下回る逆転をした。

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