https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-21/RLPTRBDWX2PS01?srnd=cojp-v2
メスター総裁、12月会合での利上げペース減速に「全く異存ない」
Jonnelle Marte2022年11月22日 6:37 JST
- 金融政策は新たな「リズム」に入りつつある-CNBCに語る
- 利上げの「停止に近づいているとは考えられない」ともコメント
米クリーブランド連銀のメスター総裁は来月13、14両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合について、これまで4会合連続で0.75ポイントずつの急ピッチで進めてきた利上げのペースを落とすことに全く異存はないと語った。
メスター総裁は21日、CNBCとのインタビューで「次回会合で0.75から減速することができると考える。それに全く異存はない」と話した。金利水準が景気抑制的な領域にちょうど入ったことで、金融政策は新たな「リズム」に入りつつあるとも述べた。総裁は今年のFOMCで投票権を持つ。
先物市場の動向を見ると、来月のFOMC会合で当局が利上げ幅を0.5ポイントに縮小するとの見方や、フェデラルファンド(FF)金利が来年に5%程度でピークを付けるとの投資家の見通しが織り込まれている。
総裁は市場の予想が「それほど外れている」とは思わないとした上で、金利を一段と深く景気抑制的な領域に導くには一段の利上げが必要だと指摘した。
さらにメスター総裁は、利上げの「停止に多少でも近づいているとは考えられない」とコメント。「インフレ率が実際に2%に向けて持続的な減速の道筋にあることを確認する必要があるため、まだやるべきことがある」と語った。