https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-30/RM6BF7T0G1KW01?srnd=cojp-v2
パウエルFRB議長、12月の利上げ減速を示唆-引き締めは継続
Craig Torres2022年12月1日 3:56 JST 更新日時 2022年12月1日 4:28 JST
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は30日、早ければ来月にも政策引き締めペースを減速させると示唆した。一方でインフレとの闘いは終了からほど遠いと強調し、金利は一段と上昇し、景気抑制的な水準にしばらくとどまるとの見方を示した。
パウエル氏はブルッキングズ研究所での講演で、「利上げペースを落とす時期は早ければ12月の会合になる可能性がある」と発言。「政策引き締めにおけるわれわれの進展を踏まえれば、こうしたペースを落とすタイミングの重要性は、インフレ抑制に向けあとどの程度金利を引き上げる必要があるのか、また政策を景気抑制的な水準でいつまで維持する必要があるかという問題の重要性より著しく劣る」と述べた。発言は講演原稿に基づく。広告
今回の発言を受けて、米金融当局は12月13-14日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げを実施するとの観測が強まる可能性が高い。FOMCは4会合連続で、政策金利を75bp引き上げた。
原題:Powell Signals Downshift Likely Next Month, More Hikes to Come(抜粋)(2段落に追記、3段落を追加し、更新します)